Samsung EVO Plus 32GB(MB-MC32GA/ECO)のレビュー
フラッシュメモリは東芝はもちろんのことながら、サムスンやハイニクス・・・と言うのは90年代を過ごした方たちの認識でしょう。各企業の努力により現在はそれぞれが素晴らしいブランドとして商品を展開されております。
今回はサムスンさんのEVO Plusの32GBなものでございます。
エコパッケージでちょっと薄型のケースにSDのアダプタと共に入っております。10年間の保証があり、85℃の環境でも動作するようですのでドライブレコーダーなどの用途にはうってつけのようです。
んが、私はその用途よりもOS起動領域としてHDDより良いスペックかどうかが気になりますので早速ベンチマークであります。
ベンチマーク結果
CrestakDiskMark 8.0.4のx64版で計測したところこのような値となりました。シーケンシャルリードは最大100MB/秒に届きませんが、これだけスピードが出れば十分であります。
気になるのは書き込みの部分でございます。
シーケンシャルライトは前回のキオクシアさんのものと比較すると若干速いですね。
特筆すべきは、ランダム4Kの書き込みが3.44MB/秒もありまして、キオクシアさんのそれより倍の数値が出ております。
という事は、OSをインストールしてもストレスの少ない環境になりそうな予感がします。
以下はタスクマネージャの平均応答時間も添えて確認します。
SEQ1MQ8T1(読み出し)
SEQ1MQ8T1の読みこみ時の平均応答時間はキオクシアさんのものと変わりません。
SEQ1MQ8T1(書き込み)
SEQ1MQ8T1の書き込み時の平均応答時間はキオクシアさんのもは7000ミリ秒近くありましたので、ほぼ倍の処理能力があるようです。
これは期待できます。
SEQ1MQ1T1(読み込み)
SEQ1MQ1T1の読みこみ時の平均応答時間はキオクシアさんのものと変わりません。
SEQ1MQ1T1(書き込み)
SEQ1MQ1T1の書き込み時の平均応答時間もキオクシアさんのものと変わりません。負荷が少ない場合はそんなに違いがあるわけではないという感じですね。
RND4KQ32T1(読み込み)
RND4KQ32T1の読みこみ時の平均応答時間はキオクシアさんのものより2msほど応答時間が短くなっています!これは凄い。
かつてSeagateさんが出していた7.2KのバラクーダATAの初代に平均シークタイム7msのものがあるのでそのくらいのランダムアクセス性能ですw
(7.2Kはだいたい平均シークタイムが9msなのでそれより速い)
RND4KQ32T1(書き込み)
RND4KQ32T1の書き込み時の平均応答時間もキオクシアさんより6000ms応答時間が短くなっています。待ち時間がその分短くなっているから次に進むことができるので当然と言えば当然ですが、OS起動用として使えるのではないかとの期待が膨らみます。
RND4KQ1T1(読み込み)
RND4KQ1T1の読みこみ時の平均応答時間はキオクシアさんのものより1msほど応答時間が短くなっています!これも凄いwww
RND4KQ1T1(書き込み)
RND4KQ1T1の書き込み時の平均応答時間もキオクシアさんより100msほど応答時間が短くなっています。これいいなぁw
・まとめ
コントローラの性能が高くなっているためか、こちらの製品はよりOSインストールに向いていると感じました。恐らく"そこそこ速いHDD"の代替品になるかと思います。お値段もお安くなっているので、少しの金額でこの性能の差と考えるとコスパの良い商品だと思います。
・最後に
アマゾンさんは在庫切れでありましたw
まぁ、より大容量のものにシフトしているのだと思います。
サムスンさんのより高性能なモデルを試してみたくなりました。
読み出し系の性能がちょっと悪かったのですが、タスクマネージャと共に計測をする(2回目のベンチマーク)から性能が向上しました。
何が起きているかわかりませんが、最初は「なんかおせーな」と言う状況でございました。